【チョコレート研究会~おいしいもの研究会】レポ①

1月30日、アロマフォレストキッチンラボにて【チョコレート研究会~おいしいもの研究会1月~】を開催いたしました。

今回のおいしいもの研究会は多くの方がご参加くださって、いつも以上に賑やかな会となりました。ご参加のみなさま、ありがとうございます。

そしていつもの事ながら、当初の予定よりも試食してみたい種類が増えに増え…

10~12種類の食べ比べをする予定だったのが、なんと25種類に!

カカオの含有率や品種、産地をいろいろと揃えながらも、オーガニック原料を使っているもの、フェアトレードに取り組んでいるブランドのものをできるだけ集めるようにしました。

こんなにたくさんの種類のチョコレートを一度に食べ比べするのははじめてです。

チョコレートってパーッケージも可愛くて見ているだけでも幸せな気分になりますね~。

人数がが多いのでひとかけらずつにはなりましたが、チョコレートをみなさまにお配りして、試食開始です。

少量ずつとは言え、さすがにチョコレートだけでは口の中が疲れてしまうので温かいお茶とバゲット、ポテトチップスも間に挟みながら試食していきました。お菓子パーティーみたい?!

「これは酸味があるね~」「これは苦い!キツイ!」などなど感想を言い合ったりして和やかに食べ比べタイム。

それでは、みなさまと一緒に食べ比べしたチョコレートをご紹介していきますね~!

 

 Chocolat MADAGASCAR ショコラマダガスカル

ミニタブレット(ホワイト34% ミルク50% ダーク70% ダーク85% ダーク100%)

マダガスカル国内での「Bean-to-Bar」(カカオ豆の調達から製品になるまで一貫して行う)にこだわるロベール社がつくるFinest,Freshest,Fairestがかかげられたチョコレートです。

カカオの含有率が違う5種類を食べ比べしました。

ダーク100%はさすがに苦く、独特の酸味と焦げたパンのような香ばしい風味。85%はやはり苦味が強いですがしっかりとカカオを感じ、美味しく食べられました。70%は香ばしい風味と共に熟したプラムのような甘酸っぱいフルーティーさを感じ、とても美味しいと思いました。

ミルク50%は甘くマイルドでミルクキャラメルのようなまったりした味わい。今まで食べたミルクチョコの中でも特に美味しい!というお声もありました。ホワイト34%はブルボンバニラ入りでフルーティーな香り、甘くとろける味わいでした。

ショコラマダガスカルのチョコレートはハイカカオでも口当たりがきめ細かくとてもなめらかで、口の中でスーっととろけるのがとっても幸せでした。これだけなめらかにチョコレートを練る技術は素晴らしいと思います。

オーガニック原料を使用し、余計なものを入れないチョコレート作り、フェアトレードの一歩先を行く「レイズトレード」にも取り組んでいる素敵なブランドです。

 

DOMORI
シングルオリジン (エクアドル ペルー ベネズエラ タンザニア)

動物のパッケージが可愛いドモーリのシングルオリジン。産地ごとのカカオの味が楽しめるシリーズから4種類を食べました。

エクアドルは「ナシオナル種」という品種のカカオ。ペルー、ベネズエラ、タンザニアは「トリニタリオ種」という品種のカカオが使われています。

エクアドルでしか採れないナシオナル種を使ったチョコレートは苦味が控えめで酸味がありフルーティーで優しい印象でした。

トリニタリオ種の3つは共通して程よい苦味やコーヒーのような香りを感じましたが、ミルキーな風味があるペルー、ほのかにアーモンドやレーズンを感じるベネズエラ、カラメルのように香ばしく力強いタンザニアと産地ごとの味の違いが楽しめました。

ドモーリのチョコレートはカカオマスと砂糖だけのシンプルな材料で作られていて、澄んだカカオの味が特徴です。

 

Antica Dolceria Bonajuto

古代チョコレート (カカオ100% カカオ90% カカオ80% トリニタリオ65%ベネズエラ クリオロ65%ペルー カカオ70%グラン・パロ・ブランコ レモン)

アンティカ・ドルチェリア・ボナイユートはイタリアはシチリア島東南の町モディカにある老舗のドルチェリア。

こちらの7種類の古代チョコレートを食べ比べしました。

古代チョコレートは、ベースとなる材料はカカオ、砂糖のみと極めてシンプル。カカオの香りを逃さないよう45℃以下の低温で温めることにより砂糖が溶けずに残り独特のシャリシャリとした食感を生み出します。

今まで食べたことのあるチョコレートとは全く違った食感で、とても面白いです。砂糖のシャリシャリが素朴で、先に食べた2つのブランドの滑らかさとは正反対。でもこれが不思議とハマる味なんです。

私は特にカカオ90%が気に入りました。また、トロピカルフルーツのような甘酸っぱい風味を持つクリオロ種のカカオ65%は他にはない味わいです。

おしゃれなパッケージのGlan Palo Blanco (グラン・パロ・ブランコ)はペルー北部ピウラ県チュルカナスの小さなコミュニティのカカオを使ったもの。キルシュ漬けのダークチェリーやドライプルーンのような香りが華やかに香って驚きました。これはすごい!

アンティカ・ドルチェリア・ボナイユートの古代チョコレートは独特の食感で好き嫌いが分かれるかもしれませんが、昔ながらの製法のチョコレートでカカオの風味をダイレクトに味わいたい方にはぜひ食べてみていただきたいです。

まだまだ長くなりそうなので、続きは次のブログでご紹介いたします!

関連記事

  1. 【チーズ研究会】~おいしいもの研究会11月~レポ①

  2. ワンコのおやつ作りました

  3. 【お味噌研究会】~おいしいもの研究会・夜の部~

  4. 【お味噌研究会】~お味噌の食べ比べの感想①~

  5. 【 薬膳粥研究会】~おいしいもの研究会3月~レポ

  6. 薬膳粥研究会~おいしいもの研究会2月~レポ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP